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介護士の夜勤の苦労とやりがい

介護士の夜勤は、主に身体的介護が大きな業務となります。食事や就寝の前のトイレ介助や夜間帯のオムツ交換、夜眠りにつくためのイブニングケア、更衣などもあります。また、ナースコールの対応も重要な業務です。
オムツ交換というのは、夜間のラウンドの際に行うものであり、ある程度自分たちの時間でケアをすることが出来ます。しかしながら、トイレの誘導やナースコールというのは、利用者の要求によって対応するものなのでなかなか時間が定まりません。それにより、介護士の時間のペースが乱れることもあり、仕事が思うように進まず苦労が多いです。
また施設の夜勤によっては仮眠をとれることもあります。ただ夜勤帯はマンパワーが少ないことが多く、休憩すらも取れないことが多いのです。本来はスタッフの権利である休憩や仮眠というのが取れないことは、大きなストレスになります。また身体的、精神的な疲労は、集中力の低下にもつながり、ミスが増える原因にもなります。
ただでさえマンパワーが少なく、介護士が走り回っている中で、ナースコールやその他業務に追われ、満足に休憩も取れないこともあるので、夜勤を避けたいという人も少なくありません。
ただその中でも夜勤手当がつくので、夜勤はきつくてもやりたいという人もいます。夜勤の回数にも制限がありますが、手当てがつくことで仕事のモチベーションも上がるので、責任感とやりがいをもって夜勤を行う人も多いのです。さらに、夜勤専従で働くとさらに収入はアップするため、よりやりがいを持って働くことができます。

介護職の苦労と同僚との良好な関係性の維持

高齢者にケアを提供する仕事では触れ合う事が多く、サービス利用者から感謝される機会に恵まれています。そのため、仕事を通じて高齢者と共に生きる喜びを感じる事が出来る仕事と言えます。しかしながら、介護の仕事には喜びだけではなく苦労する場面も頻発します。

とりわけ、残業や夜間勤務が組み込まれている職場は勤務時間が長く、負担が大きくなりがちなのです。老人ホームのような入居形式の施設では、施設の運営形式や勤務形態により長時間の勤務が必要になります。よって、過度な身体的な負担を回避するためには、予め知人を介して職場環境の情報を入手し働き易さを検証しておく等のリサーチも必要です。

また、介護の仕事で精神的な負担となりがちなポイントとしては、同僚スタッフの存在が挙げられます。介護関連の仕事の場合は女性が中心の職場も多く、同僚と良好な関係を維持しながら勤務する事が不可欠です。これは高齢者にケアを提供する際に連携しやすいことが目的で、個人では対処しきれない場合には素早く同僚からサポートをしてもらう事が大切です。よって、働きやすい職場をつくり上げるという意識が重要で、自発的に話しかけコミュニケーションの機会を増やし良好な関係性をつくる事が秘訣とされます。

時には、同僚とランチを共にする等の機会を設け、気兼ねなく相談が出来る関係性をつくることが理想でしょう。スタッフ同士での日常的な交流が、サービスを利用する高齢者についての情報交換の場ともなるため、ケアにおいても大切な要素と言えます。